ウェブサイトを巡回していると、URLをメモしておきたくなる時は無いだろうか。
「HTTP Request Shortcuts」を使って、後で読みたい記事をワンタップでLINEやSlackに共有するショートカットの作成する。
対象者:Androidユーザー
iPhoneの方はこちら
利用イメージは以下のような感じ。
これのAndroid版もできた pic.twitter.com/wvykIGNq48
— PC人間 (@pcningen) January 31, 2022
ちなみに、iOS/iPadOSでも似たようなことが可能。こちらのページで手順を紹介している。
Slack
ホーム画面や共有ボタンからHTTPリクエストを送信できるAndroidアプリ「HTTP Request Shortcuts」を使う。
設定方法
- Step 1/8Webhook URLの取得
Slack App Directoryにログインする。
メッセージを送信したいチャンネルを選択し、Incoming Webhook インテグレーションの追加を行う。
生成されるWebhook URLをメモしておく。
- Step 2/8ショートカットの作成
「HTTP Request Shortcuts」アプリを開き、右下の+ボタンから新規作成する。
「標準HTTPショートカット」を選択。
- Step 3/8ベーシック リクエスト 設定
HTTP METHODを「POST」に変更し、先程発行したWebhook URLを入力。
- Step 4/8リクエスト ボディ/パタメーター
Content-Type→application/jsonと入力。右側の{}ボタンを押す。
- Step 5/8変数を作成
右下の+ボタンより新規作成し、「複数選択の入力(配列)」を選ぶ。
「JSONエンコード」「「共有する…」を有効にする」にチェックを入れる。その後、選択を追加ボタンをタップ。
任意のラベルを指定し、値は空のままOKを押下。
ダイアログを閉じたら、右上の✓ボタンで保存する。
- Step 6/8リクエストボディの入力
「リクエスト ボディ/パタメーター」に戻り、リクエスト ボディに以下を入力。
{“text”: “”}“”の間にカーソルを合わせ、右側の{}ボタンを押す。
先程作成した変数を選択。
- Step 7/8レスポンスの取り扱い
以下のように指定すると、実行時に不要なポップアップが表示されない。
- 成功の時→何もしない(静かに実行)
- 表示タイプ→ダイアログ ウィンドウ
- Step 8/8トリガー&実行の設定
以下の2点にチェックを入れる。
- ランチャーにアプリのショートカットとして表示
- 「クイック設定タイル」経由でトリガーを許可する
以上で設定は完了!右上の✓ボタンから保存する。
使い方
URLをメモしたいサイトにアクセスする。
右上の三点リーダーから”共有…”を選択。
「送信…」のアイコンをタップすると、SlackのチャンネルにURLが送信される。
2回目以降はメニューから選択する必要はない。
LINE
続いて、LINEに投稿する場合の設定方法を見ていく。
アクセストークンの発行
予めLINE Notifyを友だちに追加しておく。
アクセストークン発行のため、以下のリンクよりログインする。
「トークンを発行する」を押下。
通知時に表示したい文字列をトークン名に入力。送信したいグループまたは個人チャットを選択。
生成されたトークンをメモしておく。
HTTP Request Shortcutsの設定方法
基本的な設定方法は、Slackと同じなので割愛。相違点のみ列挙する。
変数の設定
JSONエンコードのチェックは外す。
投稿されたURLがエスケープ処理されてしまう場合は、ここを確認!
URLの指定
URLに以下を入力
https://notify-api.line.me/api/notify
ヘッダーと値
ヘッダー:Authorization
値:Bearer <トークン文字列>
トークン文字列には、先程取得したトークンを貼り付ける。
リクエスト ボディ
リクエスト ボディのタイプ:パラメータ(form-data)
パラメータ名:message
パラメータ値:<変数指定>
使い方はSlack同様
使い方は全く同じ!
LINE Notifyから通知が来れば成功だ。
コメント