1円スマホあり!新規制後の価格はiPhone安め、Androidは軒並み高額化へ【家電量販店で調査】

ビックカメラ iOS

2024年12月26日、スマホ割引規制に関する新たな運用ガイドラインが施行。

購入プログラムを利用した、いわゆる“レンタル方式”に制限が加わり、多くの機種で価格構成が変更されている。

今回は、都内家電量販店にて規制後の価格を調査した。

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返却プログラムの実質価格

以下、ヨドバシカメラ・ビックカメラ店頭のPOPを掲載。基本的に、乗り換え(MNP)での最小容量モデル価格を前提としている。

SoftBank

SoftBankの返却プログラムである新トクするサポート(スタンダード/プレミアム)を利用した実質価格は以下のとおり。

  • 2年返却
    • iPhone 14 … 月々1円・総額24円
    • iPhone 15 … 月々205円・総額4,920円
    • iPhone 16 … 月々785円・総額18,840円
  • 1年返却(下記総額+オプション/保証料が必要)
    • Google Pixel 9 … 月々1,365円・総額16,380円
    • AQUOS R9 … 月々2,595円・総額31,140円
    • motorola razr 50s … 月々1,650円・総額19,800円
    • iPhone 16 Pro … 月々825円・総額9,900円
    • iPhone 16 Plus … 月々405円・総額4,860円

iPhone 14に限って、1円スマホが継続。

iPhoneは比較的安く、逆にAndroid機種は非常に高額となっている。

iPhone 15のように定価が値下げされた(130,896円→113,184円)機種もあれば、逆にPixel 9のように値上げ(110,160円→151,200円)もある。

基本的にオンラインショップと同等価格だ。

docomo

NTTドコモは、いつでもカエドキプログラムでいずれも2年返却。(初月の金額は異なる場合あり。)

  • iPhone 15 … 月々213円・総額4,917円
  • iPhone 16 … 月々818円・総額18,832円
  • Galaxy S24 … 月々804円・総額18,513円
  • AQUOS sense8 … 月々382円・総額8,800円
  • Xperia 1 Ⅳ … 月々6,504円・総額149,600円
  • Google Pixel 8 Pro … 月々4,954円・総額113,960円
  • Google Pixel 8a … 月々518円・総額11,935円
  • Galaxy Z Filp6 … 月々3,424円・総額78,760円
  • Galaxy S24 Ultra … 月々4,327円・総額97,460円

1円特価で話題となったGalaxy S24も、実質価格が約1.8万円の値上げに。

au

auの「スマホトクするプログラム」の負担額。

  • iPhone 14 … 月々2円・総額47円
  • iPhone 15 … 月々343円・総額7,900円
  • iPhone 16 … 月々726円・総額16,700円
  • Google Pixel 9 … 月々1,913円・総額44,000円
  • Galaxy S23 FE … 月々239円・総額5,500円
  • Galaxy S24 FE … 月々860円・総額19,800円
  • Google Pixel 8a … 月々230円・総額5,300円
  • Xiaomi 14T … 月々578円・総額13,300円

他キャリアと同等の水準となっている。やはりiPhoneが相対的に安い。

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一括系の安売りは変化なし

返却が不要の買い切り一括系施策は、特に変化は見られず。

Y!mobile
  • OPPO Reno11 A … 12,800円
  • Libero Flip … 9,800円
  • AQUOS wish4 … 9,800円
  • Libero 5G Ⅳ …1円
UQ mobile
  • Google Pixel 8a … 31,500円

Android機種は、素直に定価が安めの端末を選ぶのがよさそうだ。

こんな規制はやっぱりおかしいよ…

26日から開始された新たな「電気通信事業法施行規則・運用に関するガイドライン」では、レンタル方式での極端な安売りの規制が焦点だ。

返却時に支払いが免除となる残価の算定方法が統一されたため、多くの機種で利用者の負担額は増加した。

新ガイドラインでは、残価率の計算に一般社団法人リユースモバイル・ジャパン(RMJ)が公表する平均買取額を用いるよう定められている。

買取市場価格が落ちやすいAndroidの機種は、将来時点の予測価値が低く見積もられる。一方で、期間が経過しても高水準のリセールバリューを維持しやすいiPhoneは、その分高い残価が設定されるのだ。

SoftBankを例に実際の価格を見ても、iPhone 16が月々785円で2年間使えるのに対し、Google Pixel 9は月々1,365円払って1年しか使えない上に、保証やオプション料まで上乗せされる。

iPhoneばかりが優遇され、国内外のAndroidを窮地に追い込むこの規制は、果たして公正なものだと言えるだろうか。

記事内画像/アイキャッチ:ビックカメラ・ヨドバシカメラ

コメント

  1. 両刀使い より:

    現実にはリセール安い端末の残価盛りによる優遇が無くなっただけだから公正ではあるのでは

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