iPhone 16/16 Pro香港版の予約・購入方法とメリットまとめ!技適ありカナダ版も定番

iOS

日本時間2024年9月10日の深夜に行われたApple Eventにて、iPhone 16シリーズ(iPhone 16/iPhone 16 Plus/iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Max)が発表された。

純正カメラアプリでシャッター音が鳴らず、物理デュアルSIMに対応した香港版は、毎年人気のモデルとなっている。

本記事では、海外版iPhone 16の予約・購入情報やメリット・デメリット、国内版との違いをまとめた。

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香港版iPhoneの購入方法

iPhoneの香港版SIMフリーは、例年イオシスEtoren(イートレン)といった輸入通販サイトで販売される。

イオシス

イオシス通販サイトに、iPhone 16 Pro Max(A3297)が9月25日に入荷。

  • 256GB … 277,800円
  • 512GB … 309,800円
  • 1TB … 364,800円

昨年の15 Pro Maxより4万円程度安くなっている。

Etoren(イートレン)

Etorenでは、nanoSIM+eSIMモデル(シンガポール版)が23日発売。全モデルで在庫ありの即日発送となっている。

また、香港版は10月初旬~中旬の発売を予定しているとのこと。10/6追記:入荷しました!Pro Maxは278,300円〜。

香港版と日本版の違い

香港・中国本土・マカオで販売されるモデル番号は以下の通り。

モデル香港・中国本土
・マカオ
日本・カナダ
(+その他一部地域)
iPhone 16A3288A3286
iPhone 16 PlusA3291A3289
iPhone 16 ProA3294A3292
iPhone 16 Pro MaxA3297A3295
Source:Apple

現地の予約開始は9月13日、発売日は20日(日本と同一)。

メリット・デメリット

香港版iPhoneは、主に2つのメリットが挙げられる。

メリット
  • シャッター音を無効化できる
  • 物理デュアルSIM搭載
デメリット
  • 対応周波数帯が異なる
  • 技適未取得

先に述べた通り、香港版を含む海外版iPhoneの一番のメリットは、サイレントモード時にシャッター音を無音化できることにある。

物理デュアルSIMに関しては、海外旅行に行かれる方などで頻繁にSIMカードを入れ替える場合には便利だ。ただし、2024年時点で大手キャリアを中心にeSIMが普及しており、それ目的でわざわざ国外のモデルを買うメリットは薄れてきている。

対応バンドが一部異なる

日本国内版と香港版では、4Gおよび5Gの対応周波数帯が異なっている。

国内版

<5G>
n1,n2,n3,n5,n7,n8,n12,n14,n20,n25,n26,n28,n29,n30,n38,n40,n41,n48,n53,n66,n70,n71,n75,n76,n77,n78,n79

<4G>
1,2,3,4,5,7,8,11,12,13,14,17,18,19,20,21,25,26,28,29,30,32,34,38,39,40,41,42,48,53,66,71

香港版

<5G>
n1,n2,n3,n5,n7,n8,n12,n20,n25,n26,n28,n30,n38,n40,n41,n48,n66,n70,n75,n76,n77,n78,n79

<4G>
1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,20,25,26,28,30,32,34,38,39,40,41,42,48,66

香港版では一部バンドが削られているとはいえ、国内の主要なバンドはほぼ網羅されている。筆者はiPhone 15 Pro Maxの香港版を1年間利用してきたが、周波数帯の違いで困ることは一度もなかった。

なお、5Gミリ波は今年も米国版のみ対応する。

FeliCaは全世界のモデルで使える

SuicaやPASMO、WAON等で日本独自の電子マネーで採用されている「FeliCa」は、仕向によらず全世界のiPhoneに標準搭載されている。

もっとも香港の交通機関では、FeliCa規格を採用したICカードであるオクトパスカードが使われているため、当然ながら現地iPhoneはFeliCaにも対応する。

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カナダ版は技適あり

香港版を含む海外版は、日本の電波法における技術適合証明(技適マーク)を取得しておらず、技適未取得機器を用いた実験等の特例制度に申請するといった手続きを踏まない場合、国内での利用は違法となる。

一方で、日本とカナダ・その他一部地域は同一モデル番号を採用しており、例年通りであば技適に準拠した製品となっている。(ちなみに、今年は同一型番採用地域が去年より多く、UAE等も対象。)

シャッター音が鳴らないというメリットは健在なので、日本人が一般的な用途で利用する場合は、カナダ版を推奨したい。

ただし日本国内での流通量は少なく販売している事業者は少ない。基本はメルカリ等での個人売買で入手することになるだろう。

※技適について(プライバシーポリシー/免責事項)
参考:Apple
アイキャッチ画像:Apple(HK)

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