2022年12月に入り、「iPhone 13」や「iPhone 14」の特価施策が強化されている。返却が必要な「レンタル 1円」のほか、端末単体や一括購入による値引きも実施中。
この記事では、家電量販店や携帯ショップにて、年末年始に向けた動向をチェックする。
iPhone 13「月々1円/一括6.9万円」
千葉県内の某ショッピングモールにあるドコモコーナーに、以下のPOPが掲示されていた。
他社からの乗り換え(MNP)、かつ返却プログラム「いつでもカエドキプログラム」への加入を条件に、「iPhone 13」128GBモデルが”月々1円”となる。値引きの内訳は以下の通りだ。
通常価格 | 138,380円 |
回線値引き | -22,000円 |
機種値引き | -47,716円 |
分割代金(1~23回目) | 24円(2円+1円×22回) |
分割代金(24回目) |
回線契約の見返り(-22,000円)と機種値引き(-47,716円)を引いた残りの金額を分割払いにする。23ヶ月目に端末を返却した場合、残価として設定された68,640円の支払いが免除される。そのため、機種代金の総負担額は24円となる。
また、月額957円・総額22,024円で回線契約を伴わない端末単体購入も可能だ。
返却が不要な一括購入は、MNPの場合68,664円、端末単体90,664円となる。Apple公式オンラインストアの価格は107,800円であり、1万円以上安く入手できる計算。
「iPhone 13」128GB
- MNP+返却あり … 月々1円
- 端末のみ+返却あり … 月々957円
- MNP+一括 … 68,664円
- 端末のみ+一括 … 90,664円
なお、回線値引き(-22,000円)の適用には、「22歳以下」または「5Gギガホ プレミア」の契約が必要。ただし、契約当日に格安プラン「ahamo」に移行可能なため、月額通信費を2,970円(20GB)に抑えられる。
au・SoftBankにおいても、ほぼ同等の施策が実施されていた。
iPhone 13 mini 値引きは一部店舗で実施
ヨドバシカメラやビックカメラなどの一部家電量販店で、「iPhone 13 mini」のキャンペーンも行われている模様。内容は前述のiPhone 13と同様で、月々1円のレンタル方式が中心となる。
筆者が訪問した店舗では実施しておらず、縮小傾向にあるようだ。
12/25追記:なんと”端末のみ1円”が登場しています。
→詳細はこちら
iPhone 14「月々1,116円/一括9.5万円」
最新機種「iPhone 14」の値引きもスタートしている。
こちらも他社からの乗り換え(MNP)、かつ返却プログラムへの加入が必要。月額1,116円・総負担額25,690円となる。
端末単体購入の場合は、返却あり47,690円。一括購入時は「店舗特別割引」のみが適用され、116,930円となる。いわゆる3大キャリアはiPhoneの通常販売価格が割高に設定されているため、Appleストア価格に対して3,000円程度のメリットにとどまる。
なお、頭金16,500円との表記があるが、どのような場合が加算対象なのかは不明(表示料金計算のどこにも使われていない)。「頭金」というワード自体を久々に耳にしたが、これは業界的に今もOKなのだろうか…。
iPhone SE3「月々1円+25,000ポイント/一括14,800円」
「iPhone SE 第3世代」は、レンタル方式での1円に加え、1万~2.5万円分(※店舗によって異なる)のポイントやキャッシュバックを付与するケースが多い。
一括購入施策も同時に実施されており、MNP時に64GBモデルが14,800円、128GBモデルが24,900円で購入できる。
「iPhone SE 第3世代」64GB
- MNP+返却あり … 月々1円+ポイント付与
- 端末のみ+返却あり … 月々956円+ポイント付与
- MNP+一括 … 14,800円
- 端末のみ+一括 … 36,800円
「iPhone SE 第3世代」128GB
- MNP+返却あり … 月々1円+ポイント付与
- 端末のみ+返却あり … 月々956円+ポイント付与
- MNP+一括 … 24,900円
- 端末のみ+一括 … 46,900円
以前のような「一括1円」はなく、お得感は薄い。
総務省の指導があってか、端末のみ価格がPOPにきちんと表記されるようになり、分かりやすくなった。また、契約種別にかからず共通の在庫であることが明記されている。
正月特価に期待!
12月末~正月は例年、契約獲得競争が加熱し値引き額が大きくなる傾向がある。
昨年(2021年)は、12月の第3金曜日に当時の現行機種「iPhone 13 mini」の1円販売がスタートした。
近日中に「iPhone 14 1円」が登場する可能性もあるため、急ぎの方以外は様子見が良いと思う。
2023年に向けた、各社の今後の動きに注目だ。
おまけ:Pixel 7 1円も継続
「Google Pixel 7」も1円販売されていた。詳細はこちらの記事で解説している。
コメント
iPhone14の頭金に関しては、記載はされているものの実際に徴収されることはありませんでした。
情報ありがとうございます!