Y!mobileは、1月16日より「新トクするサポート(A)」の提供開始を発表した。
新トクするサポート(A)は、大手キャリアでは主流となりつつある「残価設定型の返却プログラム」のY!mobile版だ。
SoftBankの新トクするサポート(スタンダード)とほぼ同じ仕組みの2年返却型購入プログラム。端末を48回払いで購入し、25ヶ月目以降に端末を返却した場合に残りの支払が免除される。
iPhone 14「月々1円」維持費・端末代とも安く
「新トクするサポート(A)」の発表済みラインナップの中で特に注目したいのが、iPhone 14 128GBモデルだ。
他社から乗り換え(MNP)かつ「シンプル2 M/L」への加入で割引(-21,888円)が適用される。
新トクするサポート(A)を使用し、約2年後に端末を返却した場合、機種代金負担額は月々1円・総額24円となる。
通常価格 | 101,808円 |
割引 | -21,888円 |
分割支払 (1~24回目) | 24円 (1円×24回) |
分割支払 (25~48回目) | (3,329円×24回) [返却で支払免除] |
iPhone 14は、2024年10月にワイモバイルでの取り扱いを開始。割引込の一括価格は79,920円のまま変わらず、返却する選択肢が追加された格好だ。
割引額は、契約種別(乗り換え/新規/機種変更)や初月の選択プランにより変動する。
本家SoftBankでも乗り換えでiPhone 14が24円になるが、ワイモバイルではプラン料金自体も比較的安価であることが最大のメリットと言える。
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「返却プログラムの落とし穴」とも言える注意としては、回収時に査定条件を満たさない場合に22,000円の費用を請求される点が挙げられる。
査定基準を読む限りはSoftBankのプログラムと同等であり、電源投入不可や画面割れではない、通常使用における小キズ等は問題ない。過度に恐れる必要はないが、心配な人は「故障あんしんパックプラス」に加入しておくと良いだろう。
また、SoftBankは頻繁に価格構成や適用プログラムを変更する傾向にあり、ワイモバイルに於いても、今後変更が加わる可能性がある。あくまで購入時点の条件が適用される。
【要注意】SoftBankより高い端末もあり
Y!mobileとSoftBankでは、同一機種・同じ2年返却でも価格構成が大きく異なる場合があるようだ。


例として、iPhone 15 128GBのY!mobileの新トクするサポート(A)とSoftBankの同(スタンダード)を比較する。
iPhone 15 128GB | Y!mobile 新トクするサポート(A) | SoftBank 新トクするサポート(スタンダード) |
---|---|---|
通常価格 | 113,184円 | 113,184円 |
割引 | -21,600円 | (なし) |
分割支払 (1~24回目) | 51,888円 (2,162円×24回) | 4,920円 (205円×24回) |
分割支払 (25~48回目) | (1,654円×24回) [返却で支払免除] | (4,511円×24回) [返却で支払免除] |
Ymobileの新トクするサポート(A)では、返却で支払免除となる残価が著しく低い。MNP/新規(プランM/L)を対象とした割引があるとはいえ、最終的な2年間負担額は51,888円と、SoftBankの4,920円と比べて高額だ。
「Y!mobileは維持費が安いが端末は高い」
このようなケースも存在することを頭に入れておくべきだろう。
▼iPhone 15の商品ページ
※各プログラムの適用条件や最新情報は公式サイトを参照のこと
「SBで端末のみ+YMでSIM単」が最適解
ちなみに、SoftBank iPhone 15 128GBの端末のみ購入時の価格は、月々2,250円・総額54,800円に設定されている(残価は59,184円)。
2024年末以降、SoftBank内であっても「MNP/新規」と「機種変更/端末のみ」で価格を差別化しており、契約種別によって支払免除額も異なる。

Y!mobileのSIMカード単体契約では20,000円分のPayPay還元が実施されているため、今回のiPhone 15に限って言えば、「SBで端末のみ+YMでSIM単契約」が最適解だ。
その他対象ラインナップ
その他、1月16日の「新トクするサポート(A)」提供開始時点でのラインナップは、以下となる。
- nubia Flip 2
- iPhone 15
- iPhone 14
- iPhone 13
- iPhone SE(第3世代)
- Google Pixel 8a
- Google Pixel 7a
- Android One S10
- AQUOS wish4
- OPPO Reno11 A
- Libero Flip
- らくらくスマートフォンa
- かんたんスマホ3
新発売のnubia Flip 2も含まれる。
今後の範囲拡大に期待したいところだ。
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アイキャッチ画像:Y!mobile
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