イーロン・マスクによる買収から怒涛の変革が続く、𝕏(Twitter)。
2023年7月より、広告収益分配プログラムの展開が開始され、ポストのインプレッションに応じた収益を受け取れるようになった。
筆者のXアカウント(@pcningen)も、ようやく条件を満たした。
本記事では、X収益化の仕組みや条件を確認するとともに、手数料かからないソニー銀行での受け取りまでを実録レポートする。
仕組み
Xの収益は、以下が分配対象となる。
- 投稿したポストのリプライ欄に表示された広告
- 自分のプロフィールページに表示された広告
最近、収益目的で他人のポストに意味のない返信をする行為が目立っているが、あくまで自分のアカウントの広告を基に算定されるため、費用対効果は乏しいだろう(詳細やプロフに飛んでもらえる可能性はある)。
条件
- 過去90日以内にポストのインプレッションが500万件以上
- フォロワー500人以上
- X Premium加入者
ご存知の通り、収益化の申請が可能となる条件は上記の3点だ。
確認方法
Xアナリティクスにアクセスし、上タブの[ツイート]より一定期間内のインプレッション数を確認できる。
過去90日以内のインプレッションが500万(5M)を超えた瞬間に、受け取りの設定が可能となる。
なお、削除したポストに関してもカウントされているようだ(収益配分の対象かは不明)。
設定方法
広告収益の受け取り設定は、Stripeアカウントを通じて行う。
日本のユーザーの場合、支払いは日本円で行われるが、外貨送金扱いとなるため手数料に要注意。
ソニー銀行は、被仕向外貨送金手数料が0円なのでおすすめ。
受け取りはソニー銀行がおすすめ
金額の算定は2週間毎に行われ、10ドルに満たない場合はその回の支払いがスキップされ次回に持ち越しとなる(端数が切り捨てられるわけではない)。
10ドルを超えていると、日本時間土曜日の午前4時頃にメールとプッシュ通知が届く。
その後、Stripeアカウントを通じて、3~4日程度で着金。
ソニー銀行の場合、初回の受け取り時に企業との関係や目的を尋ねるフォームに回答する必要があった。
また、入金後にマイナンバーを提出するよう求められた。
単価は約0.0006円/imp
さて、気になるのがインプレッション当たりの単価だろう。
初回に関しては、2023年2月1日以降の累積分が支払われる。
2023年2月1日から支払前日である11月24日のインプレッションは6,842,949。つまり、1インプレッション当たりの単価は0.000577円になる計算だ。
例えば、1万impのポストをすれば約5.7円、10万impで57円といった具合。
あくまで筆者のアカウントの一例ではあるが、他の人も概ねこの程度となっている模様。単価がもっと低いアカウントも見かけるが、これは他人のポストへのリプライでインプレッションを伸ばす、いわゆる“寄生型”に見られる現象だ。
“Xの広告収入で生きていこう”などとは到底思えない数値だが、個人的には案外稼げるな、という印象。以前よりX Premium(Twitter Blue)に課金してた身からすると、ちょっと嬉しいボーナスだった。
追記:2回目の配分が来ました。
28日間で2,754,630インプレッション、金額は2,878円。単価は0.001045円でした。
この前より上がった!
3回目の単価は0.003273164円でした。だんだん上がってる。
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