皆様はY!mobileの子回線専用プラン(シェアプラン)をご存知だろうか。
同プランは、ベースとなる親回線に加えてデータ専用SIMカードを追加できるサービスだ。
公式サイトの表記が大変判りづらいが、基本料金+539円で3枚のデータ専用SIMカードを追加できてしまう。1枚毎の料金ではなく539円払えば最大3枚追加できるのだ。
本記事では、あまりにもお得なのに知名度が低い「シェアプラン」について解説する。
月々539円でSIMカードを3枚追加!
Y!mobileでは、通信容量に合わせて3つのプランが存在する。
- シンプル2 S … 2,365円(4GB)
- シンプル2 M … 4,015円(20GB)
- シンプル2 L … 5,115円(30GB)
これらは、シェアプランの料金ではなく、親回線側の基本料金だ。上記は各種割引適用前の価格。光セット(-1,650円)やPayPayカード割(-187円)を使わない場合、少し高いかな?と思われる方も多いだろう。
しかしながら、SIMカードを追加できるとなれば話は別。シェアプランセット割が自動的に適用されるため、これらの月額料金に539円をプラスで支払うことで、3枚のデータ専用SIMカードを含む計4回線を持てるのだ。

その名の通り、データ通信容量は4回線で共通となる。
サブスマホやタブレット(iPad)、カーナビ代わりの端末等に入れておけば、毎回テザリングをせずともモバイルデータ通信を利用可能。複数端末持ちにはかなり嬉しいサービスだ。
もちろん、子供用のスマホなど、家族で使いたい場合にも有効だ。
注意点
Y!mobileシェアプランの注意点は以下の通りだ。
- 子回線は通話・SMS不可
- 店頭限定・オンライン申込は不可
- 契約事務手数料3,850円が必要
- 使う予定の端末を持ち込む必要あり?
子回線側のSIMカードにも電話番号が発行されるが、実際に通話やSMSを利用することはできない。
シェアプランに関してはオンラインでの申込ができず、ショップや量販等の取扱店で契約する必要がある。ただし、Y!mobileのオンラインショップでキャンペーンを利用して契約し、後日シェアプランを追加することは可能だ。契約事務手数料(3,850円)は店頭のみ3,850円が発生し、翌月に請求される。
なお、店舗によっては使う予定の端末をすべて持ち込む必要があるようだ。実際に筆者が訪問した1つめの店舗では「端末を4台持って来るように」言われてしまった。別の併売店ではそのようなことは無かったが、5G対応の有無やiPhone/AndroidによってSIMカードの種類が異なるため、“あくまで自己責任で”との注意を強調していた。

ちなみに、基本的には「Androidで使う」と店員に伝えるのがおすすめ。最も汎用性の高いn161という5G用SIMカードが発行される(iPhoneでも使えます)。
APN設定
APN(アクセスポイント)は、通常の音声SIMと共通だ。iPhone/iPadの場合は、構成プロファイルをダウンロードする。
APN | plus.acs.jp.v6 |
---|---|
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,ia,mms,supl,hipri |
かなりお得であるにも関わらず知名度が低い(?)Y!mobileのシェアプラン。複数端末をお持ちの方は、是非検討してみては如何だろうか。
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