スマホの値引きを規制する「電気通信事業法施行規則」の改正を12月27日に控える中、auがiPhoneの投げ売りを強化している。
ヨドバシカメラでは「iPhone 14 無印」に加える形で、大画面モデル「iPhone 14 Plus」がセール対象となった。
iPhone 14 Plus「MNP実質47円」
ヨドバシアキバの店頭では、以下のPOPが掲示されていた。
他社からauへの乗り換え(MNP)での対象プラン加入と、「スマホトクするプログラム」の適用を条件に、「iPhone 14 Plus」128GBモデルが月々2円・総額47円となる。
スマホトクするプログラムは、auが提供する残価設定型の返却プログラムの名称。契約から2年後の機種回収により端末代金の負担額を大幅に削減可能だ。
値引きの内訳は以下の通り。
通常販売価格 | 158,490円 |
対象機種限定特典 | -58,683円 |
回線契約特典 | -22,000円 |
2年返却時負担額 | 47円 (3円+2円×22回) |
残価 (支払免除額) | 77,760円 |
本機の場合、2年後の端末返却で残価相当額(77,760円)の支払いが免除される。
追記:iPhone 14 Pro Maxもキャンペーン対象となっている模様。実質11,047円とのこと。こちらの方がインパクトありますね。
端末のみ「22,047円」
回線契約せずに端末単体で購入した際は、返却時負担額は22,047円となる。
返却なし「77,807円」
注目すべきは「対象機種限定特典」が58,683円である点だ。この特典は、いわゆる「白ロム割」と呼ばれ、回線契約や端末返却の有無に関わらず一律で値引きされる。
そのため、2年後に端末を返却せずに使い続けた場合でも、通常販売価格より約5.8万円安く入手可能だ。
- 乗り換え+返却なし … 77,807円
- 端末のみ+返却なし … 99,807円
SoftBankもiPhone 14 Plusを月々410円で投げ売りしているが、同社に比べてauは白ロム割の金額が大きい。そのため「最終的に端末を手元に残したい」と思う方にとっても有利な内容となっている。
こうした「白ロム割」は、12月27日の諸規制改正で一律禁止される。「iPhone 14 Plus」自体の在庫が無いパターンも多く、「見つけたら買っておく」時期に突入したと言えるだろう。
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