final (ファイナル) E500は、音の方向や空間の再現に特化した有線イヤホンだ。特に“ASMR専用機”として、一部界隈では定番化しているという。
記事執筆時点で2,000円を切る値段で販売されており、手の出しやすさも魅力の一つだ。
発売日は2019年であり今更の入手となるが、筆者が使った雑感を書き殴っていく。
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バイノーラル音源は確かな臨場感
バイノーラル音源を聞いてみた第一感は、“十分に没入できる”という印象。特有の広がりを持たせながらも、声や息の音が聞き取りやすく調整されている。
ただ、音量を上げると高音域の女性ボイスが耳に刺さるため、低~中音量で聴くのが良さそう。
謳い文句通り、ASMRやVR等のコンテンツにおいて確かな臨場感を体験できた。
音楽鑑賞向きではない
普段使いの(一般向け)ハイエンドイヤホンと比較すると、当然ながら天と地ほどの差がある。全体的にジャリジャリとした音で、低音に関してはほぼ消えてしまった。
明らかに音楽鑑賞向きでは無い。
立体音響技術「360 Reality Audio」の対応楽曲も聴いてみたが、なんだか音が詰まったように感じでハード的なスペック不足を感じた。
まとめ
「final E500」は、得意分野が著しく狭い“特化型”イヤホンであることに間違いなさそうだ。
バイノーラル音源の視聴体験は、値段を感じさせないクオリティと言える。
何より価格が安く手が出しやすいので、少しでも気になる方は是非お試しあれ。
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