iPhone 15 Pro Max(香港版)購入&レビュー!5倍望遠カメラは期待外れ?

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Appleの最新スマホ「iPhone 15 Pro Max」香港版を購入!

今回は、毎度お世話になっている「まめこmobile」にて発注。同ショップのスタッフである「くまった(@mameko_kumatta)氏」の現地調達により、香港版にも関わらず発売翌日に手に入れることができた。

※技適について(プライバシーポリシー/免責事項)

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349,800円で入手!

画像
秋葉原の営業所で「通販最速」受け取り

今年のiPhoneは、最上位モデルである「iPhone 15 Pro Max」に人気が集中し、世界中で取引価格が高騰しているようだ。

512GBモデルの購入総額は30万円程度を見込んでいたが、結局349,800円となった。

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香港版が欲しい理由

恒例の「#うなぎパイチャレンジ」

日本でも発売されているiPhoneにおいて、敢えて「香港版」を選んだ理由は次の3点だ。

  1. シャッター音が鳴動しない
  2. 物理Dual SIMスロット搭載
  3. なんかカッコいい

主な目的は1.に関してだ。日本および韓国のスマホはマナーモード時でもシャッター音が鳴るが、海外スマホは基本的に無音となる。

また、香港や中国本土向けのiPhoneは、nano SIMを2枚挿入できる物理Dual SIM仕様となっている。

違いはこれくらいしかなく、プラス十数万円のコストに見合うとは言い難い。正直「他人と違うものを持っている優越感を体験できること」くらいしかメリットはないのだ。

開封・外観チェック

今回は「ナチュラルチタニウム」を選んだ。その外観やデザインについて見ていこう。

筐体は金属感が強く、側面には美しいヘアライン加工が施されている。

前モデルのデザインを踏襲しつつも、丸みを帯びたエッジに変更された。

ついに廃止されたLightningに代わり、USB-Cケーブルが付属。Apple Watch Ultraと同じく、ファブリック調の編み込みが入っている。

ちなみに同梱されているケーブルは、USB 2.0規格とのこと。

「iPhone 15 Pro Max」の好きなところ

iPhone 15 Pro Maxの個人的な“推しポイント”はこちら。

▼USB-Cコネクタの内側に刻まれたモデルナンバー

Xiaomi 11Tのマクロカメラで撮影

香港版は「A3108」。あなたのiPhone 15 Pro Maxは、きっと「A3105」のはず。

▼カメラ周りのチタン

カメラリングのチタニウムが高級感を醸し出す。

▼角の曲線

ヘアラインが際立つ

角の曲線は手に馴染むので好き。

ハードウェアとソフトウェア(iOS)で角Rが一致している点は、Appleの美学を感じる部分だ。

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アクションボタンの使い方を考える

iPhone 15 Pro/Pro Maxの目玉機能である「アクションボタン」は、様々な機能を割り当てることができる。

「カメラ起動」や「ミュート切り替え」が定番だが、個人的なイチオシはこれ。

構築済みのショートカットを割り当て、API経由でChatGPTを呼んでいる。レシピの詳細は以前に投稿した記事(ChatGPTのAPIをiOSショートカットで使う方法)を参照いただきたい。

ネット上では、「端末の向き応じてアクションを変更」や「ホームボタンにする」といった提案が見られる。アイデア次第で活用の幅が広がりそうだ。

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カメラ

今年のiPhoneは「Pro」と「Pro Max」で明確なスペック差が生まれた。特に「Pro Max」の望遠カメラには新構造の「テトラプリズム」が採用され、120mm相当の光学ズームが可能となった。

筆者も端末を受け取り後、早速撮影テストを実施。

撮影した写真をXに投稿したところ、様々な意見が寄せられた。

個人的には「期待外れ」なiPhone 15 Pro Maxのカメラ。他機種との比較とともに、作例を見ていこう。

5倍望遠はイマイチ

日中における望遠カメラの比較。

前作「iPhone 14 Pro」は光学3倍の望遠カメラを搭載。対する「iPhone 15 Pro Max」は光学5倍となっている。

確かに、15 Pro Maxの写真は遠景のビル群や石垣がより鮮明に写され、解像感が高い。

以下は、同価格帯のハイエンドAndroid「Galaxy S23 Ultra」と「vivo X90 Pro+」の作例。いずれもカメラ性能を売りにした端末だ。

Galaxyは1000万画素/光学3倍、vivoは6400万画素/光学3.5倍の望遠カメラを搭載。後者はデジタルズームにも関わらず細部まで潰れずに描写されている。

順位付けするなら、vivo > 15 Pro Max > 14 Pro > Galaxyといったところ。

これらは全てiPhone 15 Pro Maxの望遠カメラで撮影した写真だ。

被写体をはっきり捉えるものの、ノイズが多く見られる。ディテールを重視した結果、ノイズリダクションが弱くなる傾向にある。

個人的には、もう少し「ソフトな写り」が好みだ。

5倍・非ナイトモード

夜間・暗所では、ノイズがより顕著に現れる。

10倍・非ナイトモード

10倍まで拡大すると、もはや使い物にならない画質だ。

5倍・ナイトモード

ナイトモードではノイズは多少緩和されるが、お世辞にも“良い写真”とは言い難い。

ゴースト問題は解決せず

iPhoneのレンズは「サファイアガラス」を採用している。そのせいかフレアやゴーストが発生しやすい。

上部の蛍光灯と対照位置に、存在しない光の筋(ゴースト)が出ている。

競合製品では、このようなことは起こらない。

レンズフレアは、過去のモデルよりも改善されているものの、強い光源に向けるとモヤがかかったような画になってしまう。

5倍

iPhoneが長年抱えている「フレア・ゴースト問題」は、今年も解決していないようだ。

HDR性能はiOS 17で改善?

「弱い」とされていたiPhoneのHDR性能だが、今回試した限りでは特段気にならなかった。

超広角

▲手前はやや暗くなっているが、雲の周辺は白飛びせずに写っている。

iOS 17で画像処理が改善されたのだろうか。

こちらはXにも投稿した画像。iPhoneの2機種は、奥の看板(LAOXのところ)が完全に白飛びして消えていることが分かる。

ただ、「iPhoneが一番良い」と感じる人も居るようだ。「vivoやGalaxyのHDR合成は不自然」といった意見や「iPhoneは空の色が黒く締まっていて好き」とのコメントが寄せられた。

筆者は、vivo X90 Pro+のカメラ性能が最も高いと思う。その理由は、「向かいの店の中まで見えること」や「アスファルトや壁面の質感」、「ノイズの少なさ」などだ。iPhone 15 Pro Maxでは、これらの点が劣っている。

皆様はどう感じるだろうか。

カメラ総評

本機の注目ポイントである5倍の光学ズームは、ノイズ量や画質といった観点で期待するものではなかった。むしろ「iPhone 15 Pro」に搭載されている光学3倍ズームの方が、クオリティや使い勝手の面で良い場合もある。そのため、“Max”を選択すべきかどうかは、よく考える必要があるだろう。

競合他社と比べても特筆した優位性は見出だせず、悪い意味で「iPhoneのカメラ」というイメージを払拭できていない印象だ。

空間ビデオに期待

「空間ビデオ」は、iPhone 15 Pro/Pro Maxで最も楽しみな新機能だ。これは、広角と超広角カメラを組み合わせて3D映像を作成し、その動画をARグラス「Vision Pro」で再生できる、というもの。Appleは、年内にOSアップデートにて同機能を提供するとしている。

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香港版の入手方法

iPhoneの香港版は、今回購入したまめこmobileのほか、イオシスEtoren(イートレン)といった輸入販売サイトにて入手できる。

興味がある方は、ぜひ一度各サイトをチェックしてみてほしい。価格や仕様などの詳細は、以下の記事で紹介している。

余談

本記事の内容はここまでとなるが、最後に余談を2つほど。

常時表示ディスプレイは焼き付く

「iPhone 14 Pro」は昨年発売日に入手したが、半年も経たないうちに画面に焼き付きが発生しまった。「常時表示ディスプレイ」をオンにしたまま、MagSafeスタンドに長時間放置したことが原因と思われる。

今回は、常時表示をオフにして使うつもりだ。

数年ぶりに「ガラスフィルム」を購入

まめこmobileの「まめや 高透明ガラスフィルム」を注文。

透明ケースのオマケ付き

基本的に「ケースやフィルムは付けたくない派」だが、高額商品だけに背に腹は代えられない。

以上!

コメント

  1. aa より:

    海外版iPhoneでもiOSのアップデートをすれば、シャッター音が鳴るようになるっていう情報を見たんですけど、どうですか?

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