+Style(プラススタイル)より発売されている、「+Style センサー」。
この製品は、二酸化炭素濃度や気温・湿度を測定できるIoT機器だ。
Wi-Fiに接続し、スマホアプリ上でデータを蓄積できるほか、Google HomeやAlexaでの遠隔操作に対応する。
先日のAmazonブラックフライデーセールで実機を入手したので、数日使った感想や良い点・悪い点をレビューする。
開封
付属品

本体と充電器・説明書類が同梱されている。
コネクタにはUSB-Cが採用されているため、一般的なケーブルを使用可能だ。
外観・デザイン
白を基調としたシンプルなデザイン。

背面には、折りたたみ式のスタンドが付いている。


上部には、電源兼セットアップ用のボタンがある。

電源を投入すると、CO2濃度と気温・湿度が表示される。
スマホに+Styleのアプリをインストールし、本体をWi-Fiに接続すれば準備完了だ。
良い点・悪い点
「+Style センサー」を使って感じた、メリット・デメリットは以下の通りだ。
- Wi-Fi接続でデータを蓄積できる
- 換気目安が一目で分かる
- データのエクスポートが可能
- 1時間毎の値しか記録されない
- 液晶の質が悪い
- 夜中に眩しすぎる
Wi-Fi接続でデータを蓄積できる

「+Style センサー」で取得した値はWi-Fi経由で送信され、アプリ上で履歴を確認できる。
ただし、1時間毎の値しか記録されないため、細かな変動は確認できないのが非常に惜しい…。
換気目安が一目で分かる
リアルタイムの値を可視化することで、「部屋の二酸化炭素は、想像よりもすぐに上がる」ということが分かった。

自室を換気後、窓を閉めた状態でパソコン作業をすること約1時間。二酸化炭素濃度はあっという間に換気推奨値である1000ppmに到達してしまった。

筆者の自宅は全館換気システムが設置されているのだが、それでも就寝中は1700ppm近くまで上昇した。
頻繁な換気がいかに重要か、改めて認識させられた。

石油ストーブを使うと一瞬で3000ppmくらいまで行くそうです。
データのエクスポートが可能
記録されたデータは、Excel形式でエクスポート可能だ。
液晶の質が悪い
ここからは悪い点。

搭載されている液晶パネルの質が悪く、視野角も狭い。安いパネルにありがちな「斜めから見ると白くなる」現象が起こる。
個人的には、カラー液晶ではなくモノクロ液晶でも良かったのかな、と思う。
夜中に眩しすぎる

液晶の明るさは調整できるが、最低輝度にしても夜間では明るすぎると感じる。寝室に置こうと考えている方は要注意だ。

スケジュール設定で本体の明るさを調整できるのだが、消灯することは不可能。
というわけで、結局視界に入らない位置に置くこととなった。
まとめ
記事執筆時点での価格は15,800円。できることに対して「少し高いな」という印象だ。
特に、デメリットとして挙げた3点が致命的。アップデートで改善できる部分だと思うので、今後に期待したい。
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