昨年秋までは、各地でみられた「iPhone 14」が2年間月々1円で使えるキャンペーン。
スマホ割引規制の強化により影を潜めていたが、2024年2月現在、SoftBankとドコモにて同施策が復活している。
本記事では、各社の「iPhone 14」施策状況をまとめた。
SoftBank「総額24円」
SoftBankでは「iPhone 14」128GBモデルが月々1円・総額24円で利用できる。

他社から乗り換え(MNP)かつ、新トクするサポート(スタンダード)の加入・適用で、「iPhone 14」128GBモデルが月々1円・総額24円となる。
新トクするサポート(スタンダード)は、SoftBankが提供する返却プログラムの名称。約2年後の機種回収を条件に残価相当額の支払いを免除する仕組みだ。25ヶ月目以降に端末を返却しなければ割高になるため、実質的なレンタル方式と言える。
通常販売価格 | 127,440円 |
割引 | -21,984円 |
負担額 [2年返却時] | 24円 (1円×24回) |
残価 (支払免除) |
MNPだけでなく、22歳以下の新規契約やY!mobile・LINEMOからのアップグレードも割引対象となる。
家電量販店等の店頭では3,850円の契約事務手数料が発生するが、オンラインショップで自宅受取を選択した場合、当該料金は不要だ。
なお、故障や破損等で査定条件を満たさない場合、別途22,000円を請求されるおそれがある。ケースやフィルムでの保護は必須と言えるだろう。
※「新トクするサポート」の種類(「プレミアム」、「スタンダード」、「バリュー」)は購入時点の指定に基づいて決定
※対象機種は追加または変更の可能性有
※それぞれの対象機種及びプログラム詳細はソフトバンクの公式ウェブサイト(https://www.softbank.jp/mobile/products/new-tokusuru-support/)を参照
今回、SoftBankは同機種の定価を137,520円→127,440円に値下げしたため、端末のみ購入や返却せずに使い続ける場合、一括購入する際も以前よりおトクになっている。
SoftBank版iPhone 14は、新規制が施行された昨年12月27日以降、1年レンタル方式である新トクするサポート(バリュー)の対象機種に指定されていた。その後、後継のiPhone 15を、同プログラムを用いて総額12円/1年で提供開始すると同時に、iPhone 14は9,840円/2年で販売されるようになった。
今回の定価および残価の見直しにより、実質負担額は24円/2年に変更。金額の内訳は異なるものの、規制前の水準に逆戻りした形だ。
ドコモ「総額23円」
NTTドコモも追随し、2年総額23円となっている。


乗り換えと「いつでもカエドキプログラム」適用で、「iPhone 14」128GBモデルが月々1円・総額23円となる。
新規契約や機種変更でも段階的な割引を採用。
- 乗り換え(MNP) … 月々1円・総額23円
- 新規契約 … 月々479円・総額11,023円
- 機種変更 … 月々957円・総額22,023円
- 端末のみ … 月々957円・総額22,033円
また、いつでもカエドキプログラム早期利用特典を利用することで、さらに負担額が5,500円マイナスされる。例えば、新規契約と同時にiPhone 14を同プログラムで購入し、1年後に端末を返却した場合、機種代金負担額は5,523円となる。
SoftBankと異なり、早期返却による特典の享受は任意であるため、1年後に新機種が欲しくなっても損は少なく済む。(SoftBankも早期返却が可能だが特典は無い。)
au「総額2,090円」
auに関しては、記事執筆時点(2/22)で本体価格の変更は無し。


一部代理店が独自に開催していた“約3万円引き”が、ヤマダデンキやビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店でも行われるようになった。(先週までは2.2万円引きだった。)
そのため、返却込の代金も月々456円・総額10,500円→月々90円・総額2,090円に値下げされている。
auによる定価や残価を改定はあるのか、年度末商戦に向けた投げ売り状況を注視したい。
コメント
こんばんは
ついに復活しましたね!
来月にはiPhone15がdocomoなどで同条件で来るのを期待しています。
来ないかもしれませんが..
いつもレポートありがとうございます。
2月にUQからauに行こうかと思ってましたが、もう少し待ってもいいかと思ってきました。