2024年2月7日、auはGoogle Pixel 8の定価および残価改定を実施した。
本体一括価格の値下げに伴い、返却プログラムを用いた実質価格も変更。新スマホ割引規制施行前と同じ「月々2円・総額47円」が復活することとなった。
2年返却で47円
auの残価プログラムである「スマホトクするプログラム」に加入し、2年後に機種本体を返却した場合に、残価相当額である71,553円の支払いが免除される仕組みだ。
- 乗り換え(MNP) … 月々2円・総額47円
- 新規契約 … 月々480円・総額11,047円
- 機種変更 … 月々719円・総額16,547円
- 端末のみ … 月々958円・総額22,047円
povo2.0やUQ mobileからauへのアップグレードや、22歳以下の新規契約でも22,000円の割引が適用されるため、返却時負担額は47円となる。
Google Pixel 8が約2年間、月々2円・総額47円で利用できる!
返却せずに使い続けたり、はじめから一括購入することも可能。MNPであれば定価から22,000円引きされて、71,600円となる計算だ。
オンラインショップでも同額の値引あり
オンラインショップでも、乗り換え時に店頭と同額の「au Online Shop お得割(-22,000円)」を適用可能だ。
記事執筆時点で期間は明記されておらず、今後も恒常的に割引が続くと予想される。
今は買い時なのか?
結論から述べると、auのGoogle Pixel 8は今が買い時であると言える。
同機種は、昨年末のスマホ割引規制変更前、現在と同じく47円で販売されていた。
法改正にあわせ、auはPixel 8の本体価格を117,900円→99,000円に値下げしたが、実質価格は9,890円に上昇した。今回、再度価格改定を行うとともに(99,000円→93,600円)、残価が調整されたため、再び47円となった。
新しい割引規制では、端末そのものを値引する場合を含めて、利益提供の上限は44,000円と定められた。
また、一部の例外を除き、最終調達価格を下回る定価設定は違法であると解釈される。さらに、将来時点での買取予想価格と乖離した残価との差額分は利益提供とみなされるため、以前のような「残価を盛って実質的な値引とする方法」も不可能となった。
auが公表している資料によると、同端末の25ヶ月目における買取予想価格は49,700円である(参考)。仮に、通常販売価格93,600円=仕入れ値と仮定した場合、差額は43,900円となる。
つまり、現在auはPixel 8の価格をギリギリまで下げているのである。今後、納入価格がさらに安くなる可能性は否定できないが、提供側にメリットがない端末のみ購入時の価格を下げてまで、返却あり実質価格を値下げするとは考えづらい。
「今は買い時だが、急ぐ必要もない」が結論と言えるだろう。
SoftBankは“1年返却”で12円
SoftBankのGoogle Pixel 8は、1年返却前提で月々1円・総額12円となっている。
今後、SoftBankがauに追随し、定価や残価を変更するのか注目だ。
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