2021年夏頃より続く、家電量販店での「スマホ投げ売り」キャンペーン。一年で最も安売りされる3月の年度末商戦が終わり、キャンペーンの縮小が続いていた。
しかしながら、6月に入り各社の競争が再び激化している。本記事では、“一括案件”を含む各社の全国施策をまとめた。
お返しプログラム(レンタル)施策
2023年6月現在、大手キャリアのキャンペーンは、返却プログラムを利用した“2年レンタル方式”が主流となっている。
iPhone 13「月々1円」
1年半以上に渡って1円で投げ売りされている「iPhone 13/13 mini」。

SoftBankでは、他社からの乗り換え(MNP)、かつ「新トクするサポート」の適用でiPhone 13 128GBモデルが月々1円・総額24円となる。
端末単体購入や新規契約、機種変更の場合は、月々917円・総額22,008円で入手可能だ。
NTTドコモとauも同様のPOPを掲示しており、いずれも2年後の返却が前提で各23円、12,880円で案内されていた。
なお、「端末のみ」や「返却なし」でも一定額の値引きが可能。詳細は以前の記事をご参照いただきたい。
iPhone 14「2.2万円引き」
記事執筆時点で最新の「iPhone 14」シリーズは、2万円程度の値引き幅に留まっている。
au「iPhone 14」128GBモデルは、通常のMNP特典(-2.2万円)と返却プログラムを利用した場合、月々2,183円・総額49,760円となる。
なお、ごく少数のドコモショップでは「iPhone 14 1円」が観測されていたが、現在の実施状況は不明だ。
Pixel 7a「月々1円」
今、注目の機種といえば「Google Pixel 7a」だろう。

NTTドコモ・SoftBank・auの3社は、Pixel 7aの特価を展開。足並みを揃える形で「月々1~2円」となっていた。
Pixel 7a | 価格 [2年返却] | 契約種別 | メリット |
---|---|---|---|
NTTドコモ | 23円 (1円/月) | 乗り換え 新規 | 即日ahamoに変更可能 |
SoftBank | 24円 (1円/月) | 乗り換え 22歳以下新規 | 5,000~15,000円分の PayPayポイントがもらえる |
au | 47円 (2円/月) | 乗り換え 22歳以下新規 | – |
SoftBankは最大15,000円分のPayPayポイントがもらえるキャンペーンを同時開催中。上記施策との併用も可能だ。
Pixel 7「月々1円」
一部店舗では、Google Pixelシリーズの上位機種「Pixel 7」も1円で販売されていた。Pixel 7aと比較して、より豊富なカメラ機能や一段階上の材質が使用されている。サイズ感も異なるため、店頭で一度確認するのが良いだろう。
一括系案件
以下は、一定期間後の端末返却が不要な「一括値引き」対象機種となる。
iPhone SE3「一括14,800円」
iPhone SE (第3世代)は、SoftBankにて一括14,800円で案内されていた。
「iPhone 13」などとは違い、契約時点で現金一括値引きされるため、最終的に端末が回収されることはない。
Pixel 6a「一括9,800円」
「Google Pixel 6a」は、後継機に当たる「Pixel 7a」の登場以降、キャンペーンは縮小傾向にある。
一部店舗では、在庫限りで投げ売りされているようだ。

4~5月は14,800円で販売されていたが、現在は数ヶ月前の水準であるMNP一括9,800円に値下げされている。在庫処分の意味合いもあると思われるため、欲しい方は早めに入手しておくべきだろう。
その他Android機
iPhoneやPixel以外にも、「Galaxy S22」や「AQUOS R7」といったハイエンドAndroidスマホのセールが実施されていた。
値引きの内訳等の詳細は、以下の記事で解説している。
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