新たなスマホ割引規制である「改正電気通信事業法施行規則」が2023年12月27日よりスタートする。
携帯各社は新しい枠組の下での価格構成を余儀なくされており、SoftBankは「1年返却プログラム」で1円スマホを継続した。対するauは、定価変更や割引額を増やす新ルールを活用し、訴求を行っている。
Google Pixel 8「2年返却9,890円」
他社からauへの乗り換え(MNP)かつ、「スマホトクするプログラム」による2年後機種回収を条件に、Google Pixel 8が月々430円・総額9,890円となる。
注目すべきは本体価格だ。以前はGoogle Pixel 8 128GBモデルが税込117,900円だったが、99,000円に改定されている。Google ストアの価格(112,900円)より13,900円安いため、返却なしの一括購入する場合でも優位性がある。
Google Pixel 7a「一括25,500円」
Google Pixel 7aも通常販売価格が63,890円→47,500円に変更された。-22,000円の契約特典適用で一括25,500円が実現される。
スマホトクするプログラム利用の場合は、月々958円・総額22,047円。
新規制では、最低でも調達価格が割引の基点(対照価格)と扱われる。違法とならないギリギリのラインに定価を設定し、少しでも安く見せているようだ。
Galaxy S22「分割29,200円」
Galaxy S22は10月の改定時から本体価格に変更なし(58,400円)。
「4~8万円の端末は50%まで値引きOK」という新ルールに則って、ちょうど半額となる29,200円の割引が入っている。
「返却込みで47円」も実施中。詳細は別の記事(au/UQ「Galaxy S22」少し値上げも“納得の半額”は継続)で解説している。
iPhone 14「2年返却19,860円」
「iPhone 14」128GBモデルは、2年後返却で月々863円・総額19,860円。
ただし、MNP特典(22,000円)を44,000円まで上げる余地が残されている。最終回部分の内訳にもよるが、週末や繁忙期等は1円となる可能性もあるだろう。
「SoftBank版の1年返却で12円」と比較すると長く使えるので、納得感はある。
Xperia 1 Ⅳ「2年返却47円」
Xperia 1 Ⅳは7万円超の大幅な値下げが入り、「実質47円」を実現している。MNP一括価格は52,400円。
現状最もおトク感が高く、アツい施策だ。
詳細は別の記事(Xperia 1 Ⅳ「47円投げ売り」まさかの7.4万円値下げで一括価格も超破格に!)に投稿済。
Xiaomi 13T「2年返却17,790円」
「返却なし1840円投げ売り」で話題となったXiaomi 13Tは、実質負担額が大幅に上昇。
こちらは22,000円値引き+残価52,800円という構成。
なお、発売記念キャンペーンの8,000円キャッシュバックは引き続き併用可能だ。
記事内画像:ビックカメラ,ヤマダデンキ via:X画像提供者
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