「Helio G95」を搭載したタフネススマホ「iiiF150 R2022」を実機レビュー!
赤外線暗視カメラも要チェックですよ。
iiiF150とは?
「iiiF150」は中国のスマホメーカー「OUKITEL」のブランドの一つ。
YouTubeやブログによるプロモーションを行っており、コアなスマホ好きであれば、名前を聞いたことがあるだろう。
「R2022」は、2021年1月に発売された「B2021」に続いて2機種目となる。
まめこmobileで購入
今回は、Twitterで有名なスマホショップ「まめこmobile」で購入。
そろそろタフネススマホ欲しいなぁ…と思っていたところ、ツイートを発見。即注文した。
サハラ・イエロー色が税込21,800円だった。記事執筆時点では在庫切れになっており、再入荷の予定もないとのこと。購入先については、記事の後半で紹介する。
※画像タップで拡大、スワイプで画像送り
相変わらずの高い梱包クオリティと爆速配送。非常に信頼できるショップだ。
スペック
- MediaTek Helio G95
- メモリ:8GB LPDDR4X
- ストレージ:128GB UFS2.1
- 6.78インチFHD+液晶
- リフレッシュレート90Hz&タッチサンプリングレート180Hz
- 170.5×82.5×15.5mm
- 350グラム
- 64MP+20MPナイトビジョン+2MPマクロカメラ
- 8300mAh 18Wバッテリー
- 顔認証+サイド指紋認証
- IP68/IP69K,MIL規格
- NFC,イヤホンジャック,Micro-SDスロット搭載
- 国内プラチナバンド(B8,B18,B19,B26)対応
- Volcanic,Sahara,304 Steelの三色展開
Source:AliExpress
90Hz液晶や防水防塵など、2万円台とは思えない充実したスペック。メモリ8GB+ストレージ128GBの容量は、ハイエンドの「Xiaomi 11T」と同等だ。実用的なタフネススマホとしても期待できそう。それでいて、赤外線暗視カメラを搭載する遊び心も興味深い。
MediaTekのSoC「Helio G95」の性能・ベンチマークについても検証する。
なお、技適は取得していない。
※技適について(プライバシーポリシー/免責事項)
開封
早速、開封していきます!
箱
箱はシンプルな正方形の箱に銀色の印字。
グローバル版で、Android 11がプリインストールされている。
付属品
同梱物は本体、18W充電器、USBケーブル、ガラスフィルム、説明書類、SIMピン。
輸送用のフィルムとは別に、画面保護フィルムが貼付済みだった。
本体デザインをチェック!
端末は、砂漠を連想させるデザイン。
前面はパンチホール式のインカメラ。
背面・側面はサラサラした素材で、指紋は殆ど付かない。
カメラは4眼のように見えるが、左から二番目はフェイク。ユニットの下部に大きなLEDフラッシュライトが見える。
イヤホンジャックとUSB-Cポートは、キャップ付き防水。
デュアルSIM+MicroSD対応のトリプルスロット仕様だ。
左側面には、アプリ起動や機能を割り当て可能なカスタムボタンがある。
ネジで留めてある感じが、タフネススマホらしくて好き。
重さ
重さはほぼ公称値どおりの352グラム。
当たり前だけど、重い。重すぎる…。軽さを求めるコンセプトではないけど。
起動
外観をチェックしたところで、スイッチオン!
電源を投入すると、エンジンの爆音が鳴り響いた。
一般的なAndroidの初期設定と同じで、Googleアカウントへのサインインも問題なく行える。
90Hzのリフレッシュレートで普通にサクサク動作する。画面輝度は少し暗めだと感じた。
初期アプリは控えめ
プリインストールされているアプリは最低限。ツールボックスとFMラジオが気になる。
ベンチマーク
MediaTekのSoC「Helio G95」の性能を測定する。
Antutu Benchmark
Antutuベンチマーク V9.1.9で計測。
総合スコアは340,680点。内訳は表の通りだ。
Helio G95 | Snapdragon 765G | |
---|---|---|
総合スコア | 340680 | 376397 |
CPU | 85997 | 103694 |
GPU | 97605 | 103004 |
MEM | 59201 | 73554 |
UX | 97805 | 96145 |
「Snapdragon 765G」を搭載するLG Wingと比較すると、若干劣る結果に。とはいえ、両者ともブラウジングやSNSなど、ライトな使い方であれば、快適に動作するレベルだ。
Storage Test
ストレージの評価テストも実施。
UFS2.1としては平均的と言える。速度に不満はないだろう。
Geekbench 5
続いて、Geekbench 5も実行する。
CPUスコアはシングル498,マルチ1501、GPUはOpenCL2178・Vulkan2259。
Helio G95 | Snapdragon 765G | |
---|---|---|
CPU(シングル) | 498 | 539 |
CPU(マルチ) | 1501 | 1706 |
Compute(OpenCL) | 2178 | 1252 |
Compute(Vulkan) | 2259 | 1214 |
同様に「Snapdragon 765G」と比較すると、CPUスコアでは負けるものの、GPUでは大幅に上回った。
ベンチマークの結果から、「Helio G95」は「Snapdragon 765G」に匹敵する性能であることが分かった。
特長
IP68&69K防水防塵
タフネススマホに必要な要素である防水防塵も備えている。MIL規格にも対応し、耐久性も期待できそう。
8300mAhの大容量バッテリー
一般的なスマホの約2倍程度のバッテリー容量。2~3日以上は余裕で持つ勢いだ。
18Wの充電に対応している点も良い。
ツールボックス
「ツールボックス」というアプリで、便利な機能が使用可能。アウトドアで活躍しそう。
カスタムボタン
本体左側面にあるカスタムボタン。シングルクリックとダブルクリックで、それぞれアプリ起動や機能を割り当てられる。
赤外線暗視カメラ
さて、本機一番のウリ、お待ちかねの「ナイトビジョンカメラ」を試す。
こんな真っ暗闇の部屋も、、
はっきりと見えてしまう。これは凄い!
上の画像は同じく赤外線を感知できる「Photochrom」透視カメラを搭載するOnePlus 8 Proで撮影したもの。
背面ユニットの上部から赤外線が照射されていることが分かる。
白黒ながら、かなり鮮明に映っている。コレを持って、お化け屋敷で遊びたい。
最強夜景カメラ「vivo X60 Pro+」でもこんなに暗い。
暗闇でも文字が読めてしまう。
予想以上の出来栄えに驚いた。使い所は不明だが、非常に面白い。
カメラ
暗視以外のカメラについてもチェックする。64MPメイン+2MPマクロという構成。
標準(広角)
花を撮った。
結構暗めで、あくまで記録用といった感じ。
光のコンディションが良ければ、使えないこともない。
マクロ
マクロカメラで、vivoのジンバルカメラを撮影してみた。影が黒つぶれしており、使いモノにならない。
5MPのテレマクロカメラを搭載する「Xiaomi 11T」と比較すると、その差は歴然。
iiiF150 R2022のカメラ性能は、総じて格安スマホ以下と言える。
スピーカー
スピーカーは背面の下部に配置されている。音量・音圧も十分で、悪くない。
数時間触った感想
以下は開封初日のファーストインプレッションとなる。
- サラサラした手触り
- 必要十分なスペック
- 90Hzのリフレッシュレート
- 面白い暗視カメラ
- そこそこ速い指紋認証&顔認証
- 画面が暗い
- パンチホール周りに液晶特有の影がある
全体的なバランスは良く、価格以上という感想。”普通に使える”タフネススマホとしておすすめできる端末だ。
購入方法
「iiiF150 R2022」は以下のショップで販売されている。
Amazon
非公式の販売元だが、一応掲載しておく。
AliExpress
中国の大手通販サイト「AliExpress」。
配送が遅いのが難点だが、新規会員登録でクーポンが貰えるなど、お得に買えるケースも多い。
もうすぐ開催される「独身の日(1111)セール」を狙ってみるのもアリ。
Banggood
こちらも比較的有名な海外通販サイト「Banggood(バングッド)」。
2021年10月28日時点では、定価から20%引きの税込24,280円で販売されていた。
まとめ
「iiiF150 R2022」は2万円台前半にしては十分すぎるスペックで、楽しめる端末だと感じた。
90Hzの高リフレッシュレートなところが大きいです!
タフネススマホをお探しの方は、検討してみても良いだろう。
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