2022年8月19日に国内での正式販売を開始した「Nothing Phone (1)」。
カスタムの少ないAOSPライクな「Nothing OS」を搭載しており、容易にBootloader Unlockを行える。
事前準備
ADB・Fastbootコマンド実行環境が必要。
予め、SDK Platform-Toolsをダウンロード・解凍し、任意の場所に移動しておく。頻繁に使用しない場合は、パスを通さなくても良い。
手順
Bootloader Unlockが完了すると、全てのデータが初期化されます。バックアップをお忘れなく。
- Step 1/9開発者向けオプションをオン
設定 > デバイス情報 > ソフトウェア情報 > ビルド番号を7回タップ
- Step 2/9OEMロック解除・USBデバッグを有効化
設定 > システム > 開発者向けオプション
以下の2項目をオンにする。
・OEMロック解除
・USBデバッグ - Step 3/9Fastboot modeに入る
電源を切り、[音量下]+[電源ボタン]の同時長押しでfastbootを起動。
- Step 4/9コマンドプロンプトを管理者権限で開く
ここからはPCでの作業だ。
コマンドプロンプトまたはPowerShellを管理者権限で起動する。
- Step 5/9作業ディレクトリの移動
cdコマンドでPlatform-Tools内のディレクトリに移動する。
cd C:\<exsample>\<exsample>\platform-tools該当フォルダをエクスプローラーで開き、アドレスバーにcmdと打ちEnterすると、直接コマンドプロンプトが起動する。
- Step 6/9端末をPC繋ぐ
端末をUSBケーブルでPCに接続する。
以下のコマンドを入力し、接続確認を行う。
fastboot devicesシリアルナンバーが表示されればOK。
- Step 7/9Bootloader Unlockする
fastboot flashing unlockと入力し、Enter。
- Step 8/9UNLOCK THE BOOTLOADERを選択
端末側に警告が表示されるので、了承する。音量ボタンで移動、電源ボタンで確定できる。
- Step 9/9完了
自動的に再起動がかかる。設定項目の「OEMロック解除」がグレーアウトしていれば成功だ。
雑感
特に制限もなく、簡単にBootloader Unlockできた。Nothing Phoneは、root化・ROM焼きがしやすい機種としての支持を獲得する可能性がある。
Carl Pei率いるNothingには、かつてのOnePlusのようなカスタマイズ性の高いスマホに期待したい。
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