Snapdragon 8 Gen 1を搭載した、期待のハイエンド「realme GT 2 Pro(中国版)」をレビューする。
「realme GT 2 Pro」の特徴
- Snapdragon 8 Gen 1
- IMX 766広角+150°超広角+40倍顕微鏡
- 5000mAhバッテリー
- 65W急速充電
- 3,899元(約71,000円)~
「realme GT 2 Pro」は、2022年の最新SoC「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載したハイエンドスマホだ。150°の魚眼風カメラと、最大40倍の顕微鏡カメラが特徴的。
スペックの詳細は、開封編に掲載している。
3ヶ月使った感想
- カメラは面白い
- Dolby Atomos 音質が良い(イヤホン含)
- Color OS(中国版)が苦手
- 性能を活かしきれない
1月に購入してから、約3ヶ月が経過した。クセのある中華OSが苦手でメイン機にはなり得ない、というのが正直な感想だ。
パフォーマンスは高い


realme GT 2 Proは、SoCに「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載しており、基本性能が非常に高い。加えて、巨大なVC冷却機構により安定してパフォーマンスを発揮できる。
AnTuTuベンチマーク
AnTuTuベンチマークでは、驚異の100万点超えスコアを叩き出した。
realme GT 2 Pro | Galaxy S22 Ultra | |
---|---|---|
総合 | 1004793 | 897944 |
CPU | 236860 | 216650 |
GPU | 428261 | 366536 |
MEM | 169030 | 160787 |
UX | 170642 | 153971 |
同じSoCを搭載する「Galaxy S22 Ultra」と比較して、10%以上高い数値だ。特にGPU性能が大幅に向上しているため、ゲーム性能に期待できる。
はずだったのだが、、中華系OSに最適化されていないアプリが多く、快適とは言えなかった。
例えば、レーシングゲーム「アスファルト9」では、最大60FPSとなった。120HzのディスプレイやGPU性能も活かしきれないのが残念。
カメラ
150°の魚眼レンズや、40倍の顕微鏡が非常に楽しい。カメラ目的で購入するのは、個人的にアリだと思う。
作例や比較は、別の記事に投稿している。
バッテリー持ち


バッテリー持ちは比較的良好。テザリングを有効にした状態で外出から帰宅まで十分に持つ。
スピーカー


Dolby Atmosに対応しており、音の広がりがとても良い。
驚いたのが、イヤホン使用時でもDolby Atmosの効果を感じられること。他端末と比べて、音楽や映像の視聴体験がクオリティが一段上だと思った。
良い点・悪い点
- 面白いカメラ
- 指紋認証が爆速
- バッテリー持ちは良好
- Dolby Atmos対応の音質
- 実用的な65W急速充電
- 独特の紙風デザイン
- 横幅があり、持ちやすさ△
- 自動起動が5個しか設定できない
- バッテリー節約設定が複雑
- 似たような設定項目が分散している
- 色拡張系機能の対応アプリが少ない
- niconicoやGoogleフォト等で、動画再生エラーが発生
高速な指紋認証など、ハードウェア面のクオリティーは非常に高い。
一方で、中華OSのクセに起因した悪い点が目立つ。一部のGoogle系アプリが正常に動作しないため、日常遣いで困る場面に遭遇した。
Color OS系特有のアニメーションがもっさりする感じが苦手…。ただ、3ヶ月使うことで慣れた。
購入先
「realme GT 2 Pro」は、海外通販サイト「AliExpress」で購入できる。
記事執筆時点の価格は8万円台後半。白・緑・黒の3色が用意されている。
まとめ


全体的な感想を再度述べると、やはり中華OSはダメだな…という印象。「realme GT 2 Pro」はグローバル版も発表されており、今後購入する方はそちらが良いだろう。
今後は、魚眼・顕微鏡カメラ専用機として運用する予定だ。
コメント