カメラ対決「Nothing Phone (1)」vs「realme GT 2 Pro」比較レビュー

「Nothing Phone (1)」「realme GT 2 Pro」 Android

この記事では、「Nothing Phone (1)」と「realme GT 2 Pro」のカメラ作例を、対決形式で比較する。

各端末のカメラスペックは以下の通りだ。Source:KImobi,GSMArena

Phone (1)解像度F値センサーセンサーサイズ
広角50MPf/1.9IMX7661/1.56インチ
超広角50MPf/2.2S5KJN11/2.76インチ
インカメラ16MPf/2.5IMX4711/3.1インチ
Nothing Phone (1)のカメラスペック
GT 2 Pro解像度F値センサーセンサーサイズ
広角50MPf/1.8IMX7661/1.56インチ
超広角50MPf/2.2S5KJN11/2.76インチ
マクロ2MPf/3.0GC02M11/5インチ
インカメラ16MPf/2.4IMX4711/3.1インチ
realme GT 2 Proのカメラスペック

広角・超広角・インカメラに同じCMOSイメージセンサーを採用している。そのため、今回の比較対象とした。

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「Nothing Phone (1) 」vs「realme GT 2 Pro」

写真作例は、すべて左がNothing Phone (1)、右がrealme GT 2 Proとなる。

画像はタップで拡大・スワイプで画像送りできます。

日中(広角)

曇りの日の渋谷スクランブル交差点。Phone (1)で撮影した画像は全体的に暗い。

拡大すると、細部のノイズはGT 2 Proの方が少ない。

GT 2 Proは、比較的色が濃く出る。

Phone (1)は画が白っぽくなる傾向がある。

空の色に違いが現れた。個人的には右が好き。

暗部の表現や精細さは、GT 2 Proが優れている。

展望台からの景色。Phone (1)は遠景が黒つぶれ気味。

日中の広角カメラでの撮影は、realme GT 2 Proの方が一枚上手という印象だ。

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日中(デジタルズーム)

両機種とも望遠カメラは非搭載。作例は広角メインカメラをデジタルズームしたものとなる。

ノイズがより少ないのはrealme GT 2 Pro。実用的なのは2~3倍程度までだろう。

日中(超広角)

さきほどの広角とは異なり、Phone (1)はより明るく撮影できている。

ちなみに、GT 2 Proは150°の魚眼風撮影に対応。広い!

発色の傾向は、GT 2 Proが彩度高め。

Phone (1)の緑は自然で違和感がない。

この画像(左)もバランスに優れた画に仕上がっている。

暗部表現はGT 2 Proの勝ちな気がする。

Nothing Phone (1)の超広角は、非常に安定していて良い。実際に撮影している時も失敗が少ないように感じた。

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逆光

逆光環境でのHDR性能を試す。

Phone (1)は下部が黒つぶれしてしまった。

Phone (1)の筋状のフレアが気になる。

花を撮影した。いずれも広角カメラ。

Phone (1)の白くなる傾向がここでも出た。

陰影表現は好みが分かれるかもしれない。

背景ボケの量は大差ない。

どちらかと言われたら、realme GT 2 Proを選ぶと思う。

ポートレート

続いて、ポートレートモードが苦手とする細かい枝を撮影。

Phone (1)は上部に伸びるツルを認識している。

GT 2 Proは、単純な被写体でありながら背景分離に失敗している。

ポートレートモードはNothing Phone (1)の勝利と言えるだろう。ちなみに、撮影後にボケ量の調節が可能だ。

食事

夕飯のオムライスを撮影してみた。

はっきりと違いが出た。美味しそうに見えるのはPhone (1)だと思う。

こちらは別日の宅配ピザ。皆様はどちらの写真が好みだろうか。

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夕方

日の入り前後の渋谷。

明るく撮れるGT 2 Proが好印象。

GT 2 Proはノイズリダクションが強めだが、文字は溶けずに残っている。

日中の作例同様、Phone (1)の超広角は非常に安定している。温かみのある画作りが雰囲気を醸し出している。

太陽の処理はPhone (1)の方が上手い。

やっぱりNothing Phone (1)の超広角カメラは良質。

夜景

都市夜景の比較。

どちらも明るく強調され、大差ないように感じる。

ザラザラ感は依然としてGT 2 Proの方が少なめ。

手持ちだとブレが出がち。

夜景については甲乙付けがたい。

暗所

続いては、夜間の公園での撮影だ。

広角

空の明るさや、奥の草木のテクスチャなど、GT 2 Proの方が好印象。

Phone (1)は、空にノイズが多く出る。

ぱっと見の印象はどちらも悪くない。

光源処理はどちらも微妙か。

超広角

両者とも露光時間が長くなり、手ブレしてしまった。

どちらかと言うと、Phone (1)の方が隅々まで正確に捉えている。

暗闇

最後に、常夜灯のみの暗闇で色の出方をテストした。

GT 2 Proは、色と境界がよりはっきりしている。

どちらもボケたような画に‥

動画

両端末とも、4K60FPSの動画撮影はできず30FPSとなる。

広角

Phone (1)はブレも多く、明るさも安定していない。

超広角

どうだろうか。個人的にはGT 2 Proの方が良いと思う。

夜間の動画撮影については省略するが、どちらもイマイチで日常使いする気にはならない。

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まとめ

テストした画像を、◎…3点 ○…2点 △…1点 ☓…0点 で評価する。

Nothingrealme
日中(広角)
日中(ズーム)
日中(超広角)
逆光
ポートレート
食事
夕方
夜景
暗所
暗闇
動画
総合点17点20点

カメラ対決は、17対20でrealme GT 2 Proの勝利!

普段vivoやGalaxyのフラッグシップスマホを利用している筆者からすると、どうしても見劣りしてしまい、△評価が多くなった。

しかしながら、どちらの端末も実用的にカメラ性能を備えており、思い出を残すには十分なクオリティと言えるだろう。

Nothing Phone (1)の超広角カメラは本当に安定していて色味も良いし、realme GT 2 Proの150°撮影も楽しい。

結論:使いやすい超広角が高品質で楽しめる!

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