i7-11700+RTX3060の性能は?自作PC2021を総括

自作PC2021 自作PC

前回のモニター設置で完成した自作PC。

本記事では、追加購入した物を紹介するとともに、ベンチマークテストを行う。

連載8回目となる今回は総括編となる。

<連載 自作PC2021>

  1. パーツ選定編
  2. 組立編
  3. 配線編
  4. OSインストール編
  5. 初期設定編
  6. グラボ縦置き編
  7. ケース内モニター設置編
  8. ベンチマークと総括(この記事)
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追加購入したモノ

USB2.0ヘッダー 2分配ハブ

USB2.0 二分配ハブ

足りなくなったUSB2.0ヘッダーを増設するために購入したハブ。購入時の価格は1,173円。

9ピン

無線拡張カードのBluetooth用にUSB2.0が必要。

NZXTのものと迷ったが値段の安いこちらを購入。

さらに光らせたい

装飾用のLEDパーツをいくつか購入した。

ainex マグネットLEDストリップライト 

グラフィックボードのライトアップ用に購入したが、延長ケーブルの長さが微妙に足りず、サイド照明として活用することにした。

ケーブル類3点

RGB延長ケーブル、後述のLighting Node PRO用のUSB3.0→2.0変換アダプタも購入。

LEDの赤と緑が逆になる時の対処法

RGBピンヘッダに挿しただけでは、赤と緑のLEDコントロールが逆になった。赤を調整すると緑が変化する…といった具合だ。

赤と緑が逆

ASRockマザーボードの場合、物理的に配線をし直さなくても、ユーティリティで変更できる。

純正ソフト「Polychrome SYNC」を立ち上げ「RGSwap」をオンにする。

Polychrome SYNC

こうすれば、正しく色が変化する。

Polychrome SYNCで解決!

Lighting Node PRO

コルセア純正のLEDコントローラー。ストリップが付属するので買った。

9,020円と高額だが、さすがに品質は高い。

Lighting Node PROパッケージ
Lighting Node PROを設置

本体は両面テープで適当な場所に固定した。

コルセアRGB

結構良い感じに光るようになったと思う。

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75Hzにならない?

筆者は75Hzのモニターを使っているが、何故か60Hzまでしか設定できない。

購入したHDMIケーブルの480Mbpsでは帯域不足ではないかと推測。

”プレミアム”HDMIケーブルに買い替えてみた。

が、何故か60Hzにしかならず…

結果的にはグラフィックボード経由での出力によって解決した。内蔵GPUによる制限なのだろうか。規格に詳しい方は是非コメント欄で教えてほしい。(時系列的にグラフィックボード購入前だった。)

ちなみに、ケース内ディスプレイでHDMIケーブルを使うことになったので、無駄にはなっていない。

有線マウス

有線マウス

UEFI(BIOS)操作用。普段Bluetoothマウスしか使用しないので、盲点だった。

税込500円の激安価格。

引っ張り出してきた15年前のマウスが壊れかけだったので購入…

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その他にやったこと

追加ケースファンの配線変更

本体背面(向かって左)に設置したケースファン。

当初は、マザーボードの端子に直接繋いでいたが、コルセアのコントローラー「Lighting Node CORE」経由に変更。

配線を変更

これにより、回転数の制御がソフト「iCUE」で行えるようになった。

iCUEで制御可能に

なお、マザーボード制御は不可能になるので注意。

配線の手直し

全てのパーツを付け終わったところで、配線を直した。

余ってしまったパーツ

どこに付けるのか分からなったコレ↑は配線まとめグッズだったことが判明。

コルセアロゴのある結束バンドを使ってまとめた。

配線を手直し

以前よりは多少マシになった…はず。

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静音化したい

ファンを適切な回転数にしないと、騒音がかなり気になるので、コルセアの純正ソフト「iCUE」を使って調整。

各設定ごとの騒音をスマホアプリ「デシベル X」で測定してみた。

静か

はじめに、ケースファンと水冷ポンプを「静か」に設定して計測。電源ファンの回転数調整は不可(自動)。

以下はいずれも低負荷時となる。

静か

ファンの回転数は480RPM程度。ほとんど音は聞こえず、気にならない。

iCUE

室温は約25℃で、各パーツの温度は画像の通りとなる。

安定

続いて、速度「安定」にして計測。回転数500RPM程度。

安定

数値上はほとんど変わらず27.5デシベル前後で推移。わずかながら音が大きくなった。

最速

ファンを「最速」にセットした。

最速

回転数は約1240RPM。51デシベル前後と、作業が厳しいレベルの騒音を感じた。

なお、ゼロRPM、つまりファンの回転を停止することもできる。

Windows 11に対応!

ちょっと前に話題になった「TPM 2.0」。新しいCPUなので、内蔵しているらしい。

TPM2.0

問題なくWindows 11がアップデート可能なことが分かった。

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ベンチマーク

ここからはベンチマークテストの結果を掲載する。

構成は表の通りだ。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23

マルチが9342pts、シングルが1437pts。

バックグランドでのアプリ起動もあり、平均よりも低い数値が出た。

FF14

続いて、「ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行。

ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

最高品質設定でスコアは20594。評価は「非常に快適」。

FF15

続いて、「ファイナルファンタジーXVベンチマーク」を動かす。

前の計測から十分時間をおき、温度が下がってから計測している。

ファイナルファンタジーXVベンチマーク

高品質・1080p・フルスクリーンで、スコアは9335。評価は「とても快適」。

3DMark

ここからは定番ベンチマークソフト「3DMark」で計測を行う。

TIME SPY

まずは、「TIME SPY」。

IME SPY

総合スコアは8924、グラフィックスコアは8877、CPUスコアは9203。

IME SPY

詳細は画像の通りとなる。

PORT ROYAL

PORT ROYAL

スコアは5240となった。

PORT ROYAL

FIRE STRIKE

FIRE STRIKE

総合スコアは19369。グラフィックスコアは22036、CPUのスコアであるPhysicsは22691、両方が加味されるCombinedは9107。

FIRE STRIKE

CPU PROFILE

CPU PROFILE

CPU Profileは画像の通りとなった。

CPU PROFILE

総じて平均的なスコアと言える。

CrystalDiskMark

最後にストレージの速度を測る「CrystalDiskMark」を実行。

M.2 NVMe接続でPCIe4.0に対応する「Samsung 980 PRO」を使用。

CrystalDiskMark

理論上の数値に近いシーケンシャルリード6420MB/sを叩き出した。

続いて、SATA接続の「Samsung 870 EVO」

CrystalDiskMark

こちらは561MB/sと平均的な数値と言える。

このPCの良いところ・悪いところ

実際に運用を初めて2ヶ月弱が経過して感じた、良い点・悪い点を記しておく。

良いところ

  • コルセアRGBが美しい

LEDの光り方は予想通り美しい。純正ユーティリティの「iCUE」もなかなか使いやすい。

  • オフィス作業には十分すぎる性能

今までと比べて作業効率が格段にアップした気がする。

  • かなり静か

この記事でも騒音測定をしたが、実際使用中は本当に静か。手持ちのノートPCの高負荷時よりも静かだと感じる。

悪いところ

悪いところというか不具合を挙げていく。

  • 休止状態から復帰時に、電源のLEDが点灯しないことがある

休止状態から起動した時に、何故かRGBLEDが光らない時がある。再起動すると治るのだが、個体差なのだろうか。ピンヘッダを違う場所に挿したりしたが、改善せず。

  • 追加したケースファンのRGBが連動していない

ケースに元々付属+ラジエーターの合計6基は同じハブに接続されている。追加で購入した1基のケースファンは別接続されており、色が流れるようなiCUEテーマを使っていると若干違和感がある。設定を詰めれば解決できそうなので、もう少し研究してみたい。

  • Bluetoothが不安定

無線キーボード「HHKB」とマウス「MX Master 3」を使用しているが、どうも相性が悪いらしく、うまく接続されないことがある。特にキーボードが不安定なので、仕方なく有線で使用中。

また、Bluetoothイヤホンが5mくらい離れると音が途切れる。無線カード固有の問題なのかは不明。

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総まとめ

筆者にとって初挑戦だった自作PC。結果的には「組んで良かった」と思う。

最近まで「Surface Laptop 第一世代」をメインに使っており、最新のCPUでPCを組んでも「たいして変わらないだろう」と正直あまり期待していなかった。

しかしながら、Google Chromeの起動スピードが段違いに違うなど、かなりの体感差があった。グラフィック性能など、今までにないコンピューティングを体験することも可能に。

そして何よりも、新しいモノを手に入れたことによる、様々な作業へのモチベーションの高まりを感じた。

当初、全く無かった知識も、わずかながらレベルが向上したと実感している。改めて、新しい事を吸収することの楽しさを知れたのは、大きな収穫と言えるだろう。

自作PCの製作を迷われている方は、是非挑戦してみてほしい。その時に、当ブログのことをほんの少しでも思い出していただけたら嬉しく思う。

本連載は終了するが、今後も自作PCに関する情報発信を行う予定だ。また機会があれば製作も行いたい。

<連載 自作PC2021>

  1. パーツ選定編
  2. 組立編
  3. 配線編
  4. OSインストール編
  5. 初期設定編
  6. グラボ縦置き編
  7. ケース内モニター設置編
  8. ベンチマークと総括(この記事)

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