2021年7月1日にドメイン「pcningen.com」を取得してから1年が経過した。
個人ブログを1年やってみた感想や、PV・ユーザー数・収益などの統計データを振り返る。
このブログについて
当ブログは、5つの大カテゴリーで構成されている。
カッコ内の数字は、各カテゴリーの投稿記事数だ。
パソコンやスマホ・ガジェットといった、主に筆者の興味のある分野について取り扱っている。
統計データ
2021年7月1日~2022年6月30日のサイトデータを集計した。
数字は「Google アナリティクス」または「JetPack」のもので、自分自身の閲覧は含まれない。
PV
2021年7月9日の初投稿から、約1年間で124記事を公開した結果、累計PV(ページビュー)数は1,187,954となった。
最高月間PVは2022年3月の325,474PVで、その後は10~15万PV程度を推移している。
人気記事
累計アクセスランキングのトップ5は以下の通り。
iPhoneの特価情報が上位を占めている。
このジャンル以外でのトップは「Xiaomi 11T 開封レビュー!Dimensity 1200-Ultraの実力は?」だ。搭載チップ名「Dimensity 1200-Ultra」での検索上位表示が要因だと考えられる。
「パソコン」カテゴリーでは、初期に投稿した自作PC関連の記事が、安定して閲覧されている。
最も”見られていない”記事は?
直近で投稿したものを除く、PV数のワースト1位はこちら。
なんと10ヶ月半で50PV!みんな扇風機興味ない?ないよね…
関連リンク:人気記事ランキング
ユーザー数
全期間の訪問者数は618,014人。
PVが1,187,954なので、一人あたり平均1.92ページ閲覧していることになる。
流入経路
上図は、閲覧者がどこを経由して訪問したかを表したもの。
Organic Srarch(自然検索)、つまりGoogleなどの検索エンジン経由が82.7%と大部分を占めている。
次点は”Social”で、TwitterなどのSNS経由での流入を示す。こちらも13%と、決して無視できない数字だ。
ちなみにTwitterは、筆者のメインアカウント(@pcningen)のほか、ブログ更新通知用アカウント(@pcningen_com)も運用している。
Directは直接訪問(ブックマークやURL直打ち等)を表す。また、 Discoverに掲載された分も含まれる。
Referralは他サイトに貼られたリンククリックのもの。5chやYahoo!知恵袋からの流入が一日数件~数十件ある。
Google砲の条件
「Discover」とは、ChromeやGoogleのトップページ等に表示されるおすすめ記事のこと。急激なアクセス増加が見込めるため、「Google砲」とも呼ばれる。
最近では、iPhone特価関連の記事は、ほぼ確実にDiscoverに掲載されている。
一般的に、狙ってDiscoverに表示させることは難しいとされている。しかしながら、類似記事で一定数の検索流入を獲得することで、”信頼できるサイト”と認められた状態になり、掲載率を向上できるようだ。
雑記ブログであっても、一つ以上の”得意分野”をGoogleに認識させることが、Discover掲載の近道と言えるだろう。
上位の検索キーワード
続いては、Search Consoleによる上位の検索キーワードを見ていく。
「iPhone 〇〇 投げ売り」や「〇〇 1円」が多い。これらは”偶然こうなった”のではなく、意図して増やしたものだ。
当ブログにとって転機となったのが、昨年11月のこの記事。
「iPhone 12 mini 投げ売り」という検索ワードで大きく閲覧数が伸びた。以降、この手の記事では「投げ売り」「特価」「1円」などの単語を、タイトルやメタディスクリプション(概要)に必ず入れるようにしている。
注目度や検索ボリュームの大きさも相まって、当ブログのメインコンテンツとなった。
順位の変動はあるものの、2022年7月現在でも高い検索順位を維持している。
直帰率70%
直帰率とは、訪問者のうち、1ページしか見ずにサイトから離れた人の割合。低いほど1人あたりのPVが増える傾向にある。
一時的に50%台まで下落したことがあったが、平均すると70%程度だ。ブログサイトとしては悪くない数字だろう。
直帰率を下げるため、ファーストビュー(ページを開いた時に最初に表示される部分)への注目記事の配置や、H2見出しの前の関連記事のカード提示、といった工夫をしている。
平均滞在時間2分
全ページの平均ページ滞在時間は2分05秒。
もちろん、それ自体に中身のないトップページやカテゴリーページは短いし、手順解説のようなHow To系記事は長い。
最も滞在時間が長い記事がコレ。
7分15秒を叩き出している。
この他に6分を超えるのは以下の記事だ。
- (7分02秒)ツイートが突然できない!「このリクエストは…」解消方法
- (6分34秒)batファイルで複数のbat,exeを実行したい/操作可能なプログラム…エラーの解決法
- (6分15秒)【OnePlus】QUALCOMM CrashDump Modeから復旧-MSM Download Tool,Param Preloadで止まる
- (6分07秒)エクスプローラーのドライブ一覧から「Googleドライブ」を消す方法
まあ、見ながらやるので当然だよね、という感じ。
「悩みの解決手順を共有したい」というのが、このブログの当初の目的でもある。今後も継続してHow To記事を出して行きたいと思う。
人気の端末は?
少し面白いデータを見てみよう。
分析ツール「Google アナリティクス」では、ユーザーが使っているモバイルデバイスを取得できる。
訪問者が使用するAndroidスマホランキングは以下の通りだ。
- OPPO Reno A
- Xiaomi Redmi Note 9S
- Xiaomi Redmi Note 10 Pro
- Google Pixel 4a
- OPPO Reno 3A
- Huawei P30 Lite
- OPPO A5 2020
- Xiaomi Redmi 9T
- Google Pixel 5
- Sharp AQUOS sense4 lite
やはり、お値段安めの端末が人気であること分かった。
個人的には、Galaxy不在が意外だ。ちなみに、Galaxy1位は「Galaxy S9」で20位。それにしても中華勢強し!
なお、iPhoneやiPadについては機種名を特定できないが、計70%を超えている。
収益
さて、やはり気になるのがサイトの収入・収益だろう。
当ブログは、収益化を主たる目的としたものではない。そのため、全く稼げない備忘録や趣味的な記事も多数書く。とはいえ、ネタ代を捻出する意味でも収益は重要な要素だ。
1年間の収益は約120万円だった。各種規約に抵触するおそれがあるため、詳細の提示は控えさせていただく。
120万円のうち、ほとんどは2022年に発生したものであり、最近では一日5,000~30,000円となっている。
売上はAdSenseがメイン
主な収益化の方法は、Google AdSenseによるWeb広告、スマホなどの物販アフィリエイト・携帯回線のアフィリエイトだ。
売上構成比はAdSense広告が圧倒的に多い。1,000ページビューあたりの収益を示す「ページのインプレッション収益(ページRPM)」は1,200円程度だ。日によって増減はあるものの、1閲覧ごとに広告収入が1.2円+アフィリエイト収益が発生している計算になる。
ネット上の情報と比較する限り、ページRPM1,200円というのは、かなり良い成績らしい。
広告配置の工夫
広告のクリック率は約1.4%で、クリック単価は65円くらい。見られるだけで収入になる「インプレッション型広告」による発生も6%程度ある。
このサイトでは、任意配置と自動広告を併用している。後者については、ページ遷移時に全画面表示されるタイプのみ有効化している。売上比率は8:2くらい。
関連記事などの内部リンクを多数貼っているのも、全画面広告の収益を増加させるため、という側面がある。
逆に、画面上部または下部に固定される「アンカー広告」はオフにしている。理由は単純にウザいから。あれって邪魔すぎないですか?自分は広告より内容を見てほしいので。
任意配置の広告については、区切りの良いタイミング(中見出しの上など)に置いている。文章の途中に広告を置いたところで、クリックされないと思うためだ。
ページ内広告の自動挿入は、文章のド真ん中など意味不明な位置に広告が入る場合があるため、無効化している。
今後の課題
ここからは、当ブログの課題や今後の目標についてメモしておく。
スマホ特価情報からの脱却
前述の通り、アクセス上位は専らiPhone特価関連の記事となっている。言い換えれば「セール情報に依存」しており、これでは情報需要減少によるリスクが大きい。
今後は、スマホやガジェットのレビュー記事を重点強化したい。競合が多く難しい分野であるため、何かしらの差別化が必要になるだろう。
ページ速度が遅い
ページ速度を数値化する「PageSpeed Insights」のモバイルスコアは41点と、依然として低い。
体感でも「ちょっと読み込み遅いなー」と思う。
また、Search Consoleの「ページ エクスペリエンス」レポートで、”良好”基準に届かないページが多数ある。
カスタムCSSやJavaScriptの精査、上位のサーバープランへの変更を検討中だ。
ドメインパワーを上げたい
アクセスSEO対策ツールズによると、記事執筆時点でpcningen.comのドメインパワーは9.5(最大100)。
ドメインエイジといった致し方ない部分もあるが、やはり被リンクの数/質が重要だろう。
ジャンルを問わず、他サイトに貼られるような「参考になる」「ためになる」コンテンツ作りを意識していきたい。
ブログを1年続けた感想
結果的に、ブログを始めて良かったと感じている。
正直、ここまで多くの人に見てもらえるとは思っていなかった。一年前は、せいぜい1日100PVくらいいけばいいかな…くらいの目標設定だった。
少し記事が伸びでも、「一時的なものだろう」と思うなど、ある種気楽に続けられた。
文章力は上がったのか
ブログを始めるメリットしてよく挙げられるのが「文章力の向上」だ。
これについては、半分合っているが、半分間違いだと思う。
同じ語尾を極力続けないことや、表記揺れを抑えるなど、確かにより良い文章を書けるようにはなってきたはずだ。
しかしながら、ブログ執筆で得られるスキルは、”日本語的に上手い文章”というより”SEOに有利な文章”を書く能力だと思う。そういう意味で「半分間違い」なのである。
筆者個人としては、文章中にやたらと「かぎかっこ」を使うようになってしまった。たしかに読みやすいけど、国語的にはどうなの…?って感じ。
ブログは楽しい
ブログを運営していて楽しい、というのが正直な感想。
書くこと自体が楽しいというよりは、集計データやレポートを見るのが楽しい、という方が正しい。
ついつい閲覧数や収益を確認してしまうのは、”ブロガーあるある”だろう。
成長を実感できるというか、自分の中でなにか自信の源を見つけられたような気がする。そういう意味で、ブログを1年間続けて本当に良かったと思う。
試行錯誤・工夫することの楽しさ
キーワード選定やSEO対策、デザインのカスタマイズ…などなど。ブログ運営において”やるべきこと”はいくらでもある。
微調整を繰り返す作業が得意な人は、ブログに向いていると思う。
筆者は、自分にとって”初めてのブログ”だった訳で、その”新鮮さ”も、楽しさの一因だろう。
これからもマイペースで行きます
ブログ開設から一年間で、124記事を投稿した。とはいえ、頻度はまちまちで、1週間くらい連続の時もあれば、1ヶ月くらい空く時もあった。
今後も、マイペースで、好きな時に好きなものを記事にしていこうと思う。
この記事が「ブログやってみようかな…?」という人の参考になれば幸いだ。
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